フィルムとデジタル
カメラの種類は大きく分けると「フィルムカメラ」と「デジタルカメラ」があり、それぞれに良さや魅力があります。今では一般的にデジタルカメラが主流となり、フィルムカメラは使用頻度が少なくなってしまいましたが、近年ではフィルムカメラならではの味のある写真の仕上がりや、カメラ自体のレトロ感も魅力の一つで、注目を集めています。
フイルムカメラ
フイルムカメラはその名前の通り、撮影瞬間の画像をフィルムに焼き付けてそれを現像処理したものからプリント処理して写真が出来上がります。写真の撮影が終わると店にフィルムを持っていきプリントを頼むことになります。デジカメと違い撮影後すぐに写真の確認が出来ないため、現像するまで撮影が成功しているか失敗しているかの確認が出来ません。フイルムの種類も様々な物があり、ネガフィルム、ポジフィルム、白黒フィルムなどがあります。フイルムには感度があり、ISO単位で表示されています。感度が高いほど小さな光のある中で撮影できるということで、感度が高いからと言って解像度が良いというわけではありません。
デジタルカメラ
デジタルカメラは撮影した画像をメモリーカードに保存するカメラです。フイルムではなく、電子データによって保存されます。プリントするためにはお店へ持って行き依頼することも出来ますが、自宅のパソコンで画像データの管理を行い、プリントも自宅のプリンターで好きなように行うことが出来ます。デジタルカメラは撮影した瞬間にうまく写真が撮れたか確認できるので、撮影が失敗していてもその画像データを削除して再度撮影することが出来ます。写真は電子データとしてパソコンに保存することになりますが、パソコンが壊れるとデータ復旧できなくなる場合もありますので、CD-Rなどにバックアップをすることをおすすめします。
デジタルカメラの解像度
現在のデジタルカメラの解像度は300万画素以上が主流となっており、通常の写真の現像には充分となっています。そのため通常のプリントしかしないのにそれ以上、1,000万画で写真を撮ってもデータの容量が重いだけであまりメリットはありません。通常の撮影で必要な解像度は200万画素以上と言われていますので、300万画素も有ればきれいな写真は撮ることが可能です。300万画素以上で写真撮影を行うケースは、引き伸ばしてパネルにして飾るなど一般的な写真としての利用法以上のときだけでしょう。作品の用途に応じて、カメラの設定を変えることは必要です。