写真撮影の手ぶれ

露光時間

カメラを手に持つ女性

薄暗い部屋での撮影時などは、作品がブレて失敗写真になってしまうことが有ります。これを手ブレと言います。原因は暗いときほどカメラで読みとるための光が弱いため、シャッターが開いている露光時間が長くなるからです。手ブレを解消するためのカメラの設定でISO設定というのがあり、これで光の読みとる場所の感度を電気的に上げ、暗い場所でも早くシャターが切れるようになります。ですが画像が少し荒れてしまうので、手ブレの起きない範囲で必要最小限の感度調整にしましょう。

手ブレ防止レンズ

ISO設定以外にも手ブレを軽減する方法があります。レンズ内に手ブレ補正機構を搭載したISレンズもそうでしょう。シャッタースピード換算で約4段分の手ブレ補正効果があり、夕暮れ時や室内などでも手ブレの軽減になります。レンズ内以外にも、カメラ本体に手ブレ補正機構が付いているカメラもあります。カメラメーカー各社でこのような技術を競っており、それだけ手ブレでの失敗をしている人が多く、撮影者も解決したいトラブルということでしょう。また常に手ブレの不安があるようなら、三脚を使うという手もあります。

フイルムの感度

ISO感度100未満を低感度といいます。粒状性が非常に細かく描写特性も高いのが特徴です。そのため感度が低い事による使いにくさはあっても、綺麗に撮りたい被写体の撮影に用いられます。ISO感度100~200程は中感度といい、中間的な性質を持ち用途的にも無難で標準的なものです。ISO感度400~1,000程度は高感度となります。粒状性はやや粗くなりますが感度本位のものとして、白黒ネガやカラーネガでは重宝されます。屋外でも天候の変化に対して柔軟で使いやすく、コンパクトカメラでも有利です。