露光時間の制御
写真はシャッターが開いている間にフイルム等に光を当て、画像を焼き付けます。光の量を制御するのには絞りもあり、シャッタースピードと連動して写真の明るさを決定します。シャッタースピードは秒の単位で表され、1秒より短い場合は1/500などと示し、これは1秒を500で割った時間となります。シャッタースピードが遅い(長い)と、カメラのブレが生じやすくなりますので撮影時には注意します。ですが逆にこのブレをうまく使うことによって、作品にスピード感・躍動感を演出することが出来ます。
露光時間の設定
普通の写真では短い露光時間でも、夜景や花火の写真撮影のときは5秒間から10秒間露光して撮影します。このようにシャッタースピードを使いこなすことも、写真撮影の技術です。シャッター速度の設定方法は、ダイヤルモードを「Tv」にしてシャッター速度を被写体にあったものにします。ダイアルを右に回すとシャッター速度が速くなり、左に回すとシャッター速度が遅くなります。設定できるシャッター速度はカメラの性能によって違い、短い方で1/2000~1/8000秒、遅いほうは通常の一眼レフカメラで有れば30秒で、それ以降はバルブ撮影となります。
設定後に撮影
シャッターボタンを半押しでピントを合わせワンテンポおいてシャッターボタンを全押しすると、設定したシャッター速度とそれに合う絞りが自動的に設定され写真撮影が出来ます。もし絞りの設定範囲を超えるようだと、カメラ内で表示している絞りの値が点滅して教えてくれます。その場合はシャッター速度を変更するか、ISO感度を変更して点滅しない範囲で写真撮影しましょう。シャッター速度が遅くなると手ブレが発生しやすいので、一度撮影して手ブレが起きないのを確認した後本撮影しましょう。